こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
未経験からでも始めやすい在宅ワークとして人気の「Webライター」。これから始める人、副業で始めた人の中には、「いずれWebライターを本業にして生活していきたいな…」と考えている人もいるのではないでしょうか?
でも専業Webライターで生計を立てられる?稼ぎ続けることはできるのかな?
そこで今回は、Webライターの仕事を副業で始めて現在は専業のWebライターとして活動する私が、専業Webライターになるためのステップなどを解説します。
専業Webライターとして稼ぎ続けるためのステップや専業Webライターに必要なリスク対策についても解説しますので、Webライターで生活していきたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、私は「Webディレクター」の仕事は一切しておらず、Webライター(とブログ少々)のみで生活しています。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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専業Webライターで生計を立てることは可能?
結論からいえば、努力次第で専業Webライターで生計を立てることは可能です。
Webライターの仕事を始めて間もない初心者が、会社員と同じくらい稼ぐことは難しいでしょう。
フリーランスとして自分の力で仕事を獲得し続けるためには、スキルアップして実績を作り、営業して集客するといった「少しずつコツコツ続ける努力」が必要です。
決して簡単ではないけど、正しい方向に頑張り続けることができれば可能ですね。
会社員の副業から始めて退職→フリーランスになった経緯について興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。
副業から専業Webライターになるためのステップ
ここでは、副業から専業Webライターになるためのステップを具体的に解説します。
まずは副業からWebライターを始めるのがおすすめです。いずれフリーランスのWebライターになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 副業でWebライターを始める
- 月々・年間かかる支出を把握する
- Webライターでの収入の目処を立てる
- 退職後に利用できる制度を確認する
- Webライター以外の収入源も考える
STEP1:副業でWebライターを始める
先ほども申し上げたとおり、私個人としてはまずは「副業」としてWebライターの仕事を始めることをおすすめします。
副業として始めた方が良い理由は、次の通りです。
- 実際に経験しないと、本当に自分に向いている仕事かわからないから
- Webライターの仕事がなくても本業の収入がある安心感があるから
- 会社勤めを経験した方が基本的なビジネススキルが身につきやすいから
私も会社員の経験が非常に役に立ちました!いきなりフリーランスになるよりも、副業として始めた方が生活にも困らないし良いと思いますよ。
Webライターの始め方についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
STEP2:月々・年間かかる支出を把握する
日常生活にかかる支出よりも収入が下回る状況が続くと、たちまち生活が苦しくなってしまいます。
最低限どのくらいの収入があれば生活できるのか知るために、月々・年間かかる支出を把握しておきましょう。
STEP3:Webライターでの収入の目処を立てる
専業Webライターとして生計を立てるためには、継続してWebライターの仕事がある状況でなければなりません。
1か月だけ大きく稼げても、その後仕事がなくなれば生活できないからね。
STEP4:退職時に利用できる制度を確認する
フリーランスは会社員以上に稼げる可能性がある一方で、仕事が獲得できず収入がゼロになってしまうリスクもあります。
正直なところ、専業Webライターの収入は不安定になりやすいです。そのため、退職する前に「会社員だったからこそ使える制度」を確認しておきましょう。
- 開業届を提出して再就職手当を受け取る
- 転職活動をしながら副業Webライターを続けて失業保険を受給する など
再就職手当・失業保険についての詳細は、管轄のハローワークに確認してください。
Webライターの開業届や失業保険については、こちらの記事もご覧ください。
STEP5:Webライター以外の収入源も考える
先ほども解説したように、Webライターは仕事を獲得できなければ収入はゼロ。収入が不安定になりやすい特徴があります。
そのため、リスク対策としてWebライター以外の収入源についても考えておくことをおすすめします。
- Webディレクター
- ブログ運営
- SNS運用代行
- 動画編集
- オンライン家庭教師 など
私はWebライターとブログ運営、たまにライター講師の仕事をしています。
専業Webライターとして稼ぎ続けるためのステップ
専業Webライターとして稼ぎ続けるためには、Webライターの仕事を獲得し続ける&獲得した仕事を期日までにしっかりと終わらせて納品しなければなりません。
ここでは、実際に専業Webライターとして活動する私が、専業Webライターとして稼ぎ続けるためのステップについて解説します。
- Webライターとしての方向性を決める
- 実績を作り、ポートフォリオを作成する
- クラウドソーシング以外から仕事を獲得する
- ツールを活用して作業時間短縮を目指す
- スケジュール管理を徹底する
- 集客&リピーター獲得に力を入れる
STEP1:Webライターとしての方向性を決める
専業Webライターとして生き残るためには、仕事を獲得し続けるためにクライアントから需要のあるWebライターになることが必須です。
したがって、他のWebライターではなく「あなたに依頼したい」と思われるようなアピールポイントを作る必要があるでしょう。
- どんなジャンルでも徹底リサーチして記事を書ける「雑記ライター」
- 薬機法をきちんと遵守して記事が書ける「美容ライター」
- FPなどの国家資格を取得して「金融ライター」としての権威性を高める
- 取材・インタビューを得意とする「取材ライター」になる
- 企画から担当できる「Webディレクター」を目指す など
私は不動産業界での経験&資格を活かして、不動産ジャンルに特化したWebライターとして活動しています。
STEP2:実績を作りポートフォリオを作成する
「○○が得意です!」と自称しても、それに伴う実績がなければ本当にそのスキルがあるのかクライアントは判断しにくいでしょう。
公開できる実績を積み重ねていくことは、自分の信用を高めていくことにもつながります。つまり、自分が希望する条件の仕事を獲得しやすくなるのです。
自分の信用度を高めるためにも、まずは実績を作りポートフォリオを作成しましょう。
Webライターのポートフォリオの作り方や実績がない人向けの対処法についてはこちらの記事で解説しています。
STEP3:クラウドソーシング以外から仕事を獲得する
- クラウドソーシングサイト
- 求人サイト
- Webメディアへの直接応募
- Web制作会社のライター募集に応募
- Twitterのライター募集案件に応募
- Webライター等からの紹介
- SNS・ブログ等からの直接依頼 など
クラウドソーシングサイトにはプロ向けの仕事もありますが、どちらかといえば初心者向けの案件が多い傾向にあります。
そのため、専業Webライターとして生計を立てるためには、クラウドソーシング以外からも仕事を獲得できるようになっておくことをおすすめします。
私はクラウドソーシングでの実績をもとに営業をかけてさらに実績を作り、今ではSNS・ブログからの直接依頼のみで生活できるようになりました。
クラウドソーシングである程度実績を作ったら、他の方法でも仕事を獲得してみましょう!私のおすすめはTwitterです。
STEP4:ツールを活用して作業時間短縮を目指す
- 音声入力ツール
- 文章校正ツール
- コピペチェックツール
- キーワード選定ツール
- 共起語・関連キーワードを探すツール
- 文字数カウントツール など
記事制作にかかる作業時間を短縮できれば、あいた時間で他の仕事をしたり、スキルアップのために勉強をしたりできますよね。
上記のようなツールを活用することで、記事制作にかかる作業時間を短縮できる他、誤字・脱字などのミスを減らしたり、質の高い記事を制作したりできるようになるでしょう。
専業Webライターとして効率よく稼いでいきたいなら、上記のようなツールを積極的に使っていくことをおすすめします。
私は文字入力・表記ゆれ対策に「ATOK+記者ハンドブック」、キーワード調査に「ラッコキーワード」などを利用しています。
STEP5:スケジュール管理を徹底する
専業Webライターとして稼ぎ続けるためには、受注した仕事をしっかりと最後までやりきれるようにスケジュール管理を徹底することが大切です。
Webライターの仕事では、「クライアントの確認待ち」でまだ作業できない空白期間ができてしまうことがあったり、同じタイミングで複数の案件をこなさなければならなくなったりするなど、クライアントの事情によりスケジュールが左右されやすい特徴があります。
そのため、仕事を依頼された時点で余裕のあるスケジュールとなるよう調整したり、納期を交渉したりして、できる限り作業量を均一化させる工夫をしていくとよいでしょう。
私は、契約前に必ず納期の交渉をしていますよ!
STEP6:集客&リピーター獲得に力を入れる
自分から仕事を探しに行く姿勢ももちろん大切なことですが、専業Webライターとして効率よく稼ぎ続けるためには「相手から声をかけていただける需要のあるWebライター」になる努力も必要です。
つまり、自分から仕事を探しに行く時間や手間を省くために、集客&リピーター獲得に力を入れることが重要でしょう。
クライアントから需要のあるWebライターになれば、単価も上がっていきます。
専業Webライターに必要なリスク対策
会社員とは違い、フリーランスとなる専業Webライターにはさまざまなリスクがあります。したがって、続けていくためにはリスク対策をしておく必要があります。
ここでは、専業Webライターに必要なリスク対策について解説します。
- クライアントとの関係性を大切にする
- 仲間・知り合いを増やす
- 確定申告など税金の知識を身につける
- フリーランス向けの保険に加入する
- Webライター以外の収入源も確保する
クライアントとの関係性を大切にする
専業Webライターにとって、仕事を発注するクライアントは非常に大切な存在です。そのため、つながりのあるクライアントとの関係性を大切にしましょう。
丁寧な言葉づかい、報告・連絡・相談の徹底、約束を守る、感謝の気持ちを伝えるなど、基本的なビジネスマナーを心得た上で「このWebライターは手放したくない」と思わせる人間性をアピールしましょう。
契約中のクライアントが別の仕事や他のクライアントを紹介してくれることはよくあります。良い関係性を築いていきましょう。
仲間・知り合いを増やす
フリーランスの専業Webライターは1人で黙々と作業する仕事であることから、どうしても孤独になりがちです。また、1人では解決しにくい悩みを抱えることもあるでしょう。
情報収集のため、仕事を獲得するため、困ったときに助け合いができるようにするために、仲間・知り合いを増やしておくことをおすすめします。
同業のWebライターだけでなく、異業種のフリーランスとも知り合っておくと学びが増えますよ。
確定申告など税金の知識を身につける
フリーランスの専業Webライターになると、一定の所得以上であれば自分で確定申告をしなければなりません。
Webライターの仕事で発生した売上や経費を正しく申告して、きちんと税金を納めることが必要です。
そのためには、最低限「確定申告」や「青色申告制度」について理解しておく必要があるでしょう。
たとえば、経費計上のやり方がわからないと課税対象となる所得を減らせずに支払う税金が大きくなってしまい、手元に残るお金が少なくなってしまう可能性があります。日商簿記3級程度の知識は身につけておくことをおすすめします。
フリーランス向けの保険に加入する
フリーランスの専業Webライターは、会社員のように「会社が守ってくれる」ことはありません。
予期せぬ事故や損害賠償請求などに備えて、保険に加入するなどの対策をしておくことをおすすめします。
私は「FREENANCE(フリーナンス)
Webライター以外の収入源も確保する
Webライターに限らずフリーランスの場合、売上が1つの事業のみであることは大きなリスクとなります。
正直なところ、この先10年後・20年後・30年後…Webライター業界がどのような状況になっているかは誰にもわかりません。
生活に困らないよう、Webライター以外の収入源も確保しておくことをおすすめします。
- Webディレクター
- ブログ運営
- SNS運用代行
- 動画編集
- オンライン家庭教師 など
私はWebライターとブログ運営、たまにライター講師の仕事をしています。
専業Webライターはラクじゃない。でも努力次第で生計を立てることは可能!
専業Webライターで生計を立てることは努力次第では可能ですが、決してラクな道ではありません。
まだWebライターの仕事をしたことがない人は、まずは副業として始めてみることをおすすめします。
Webライターの仕事だけで生活できるようになるまでには、スキルを身につけて実績を作っていくといった長い時間が必要となるでしょう。
私は副業→フリーランスになるまでに2年かかりました。
専業Webライターで生計を立てたい人は副業として始めてから、少しずつコツコツと努力していきましょう!