こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
Webライターの仕事を始めた人の中には、収入アップを目指したいけれどどんなジャンルの仕事を選べば良いかわからずお悩みの方もいるのではないでしょうか?
募集されている仕事内容を見ると、ジャンルがたくさんありすぎて選びにくい…。
そこで今回は、Webライターにおすすめの稼げるジャンルやジャンルの選び方について解説します。
Webライターがジャンルを選ぶ際の注意点についても解説しますので、Webライターのジャンル選びにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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Webライターにおすすめの稼げるジャンル
ここでは、Webライターにおすすめの稼げるジャンルについてご紹介します。
今よりももっと収入アップ・単価アップを目指したいWebライターは、ぜひ参考にしてみてください。
- 金融
- 不動産
- 医療
- 美容
- 転職
ジャンル①金融
- クレジットカード
- 資産運用(投資信託・株式投資など)
- 仮想通貨(暗号資産)
- 保険
- カードローン
- 税金 など
一般的に、金融系ジャンルは専門性の高い知識や経験が求められるので単価が高くなりやすい特徴があります。
したがって、証券会社や保険会社などでの実務経験がある人やFPなどの資格を持つ人が優遇されやすいといえるでしょう。
私はFP2級があること&不動産に関連して、資産運用や火災保険、団信などの金融系ジャンルを執筆・監修することがありますよ。
特に実務経験はないけれど金融系ジャンルを極めたいというWebライターは、FP2級などの資格取得や投資経験を積むのがおすすめです。Webライターにおすすめの資格については、こちらの記事もご覧ください。
ジャンル②不動産
不動産取引は大きな金額が動きやすいことから、広告単価も高くなりやすい特徴があります。そのため、他のジャンルと比較すると単価は高くなりやすいといえます。
ただ、不動産取引は複雑です。リスクが大きいため、取引の慣習や関連する法律なども理解していないと質の高い記事を制作することは難しいでしょう。
発信する情報の正確さが求められるため、不動産業界での実務経験や宅建などの資格保有者が優遇されやすいですよ。
不動産系ジャンルの例として、次のようなものが挙げられます。
- 賃貸物件を借りる
- マイホームの新築・購入
- 住宅のリフォーム・リノベーション
- 不動産の購入・売却
- 土地活用
- 不動産投資(主にマンション投資)
- 不動産クラウドファンディング
- 不動産相続
- 不動産業界で働くノウハウ など
不動産Webライターについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ジャンル③医療
医療系ジャンルは専門知識が必要であり、広告掲載にあたり法律も遵守しなければならないことから、高いスキルが要求されます。そのため高単価になりやすい特徴があるのです。
ただし、基本的には医師・看護師といった医療系の実務経験者&資格保有者でなければ仕事の受注が難しいでしょう。
人の健康、場合によっては命に関わる責任の重いテーマですからね。
ジャンル④美容
美容系ジャンルは需要があり広告単価が高いこと、そして広告掲載にあたり薬機法などの法律をしっかりと守った上で魅力的なコピーライティングができるスキルが求められるため、Webライターの単価も高くなりやすい特徴があります。
- 脱毛
- コスメ
- ダイエット
- エステ など
美容系ジャンルを極めたいなら薬機法の勉強が必須!薬機法管理者資格
ジャンル⑤転職
転職系ジャンルは需要が高いため、案件数が豊富。資格がなくても書けるテーマも多いため、転職経験のある人は特に取り組みやすいジャンルであるといえるでしょう。
私も自分の転職経験をもとに、転職系ジャンルに挑戦したことがありますよ。
Webライターが稼ぎやすいジャンルの特徴
Webライターが稼ぎやすいジャンルには共通する特徴があります。
ここではWebライターが稼ぎやすいジャンルの特徴について解説しますので、収入アップ・単価アップにつなげたいWebライターはジャンルを選ぶ際の参考にしてみてください。
- 専門性が高い
- 常にニーズがある
- 広告単価が高い
- 新しい商品・サービス
専門性が高い
Googleの検索品質評価ガイドラインに登場する「YMYL(その人のお金や人生に大きな影響を与える可能性が高いジャンル)」は、専門性の高さが求められるジャンルは高単価になりやすい特徴があります。たとえば、金融・不動産・医療など。
一般的に「誰でも簡単にできる」仕事は単価が低くなりがちです。一方、専門性の求められる仕事はそのスキルを持つ人が限られるため、単価が高くなりやすいといえるでしょう。
私は不動産業界での実務経験と資格を活かして不動産ジャンルを専門としています。何か自分の中で極められるジャンルがあると良いですね。
常にニーズがある
常にニーズがあるジャンルも狙い目です。需要が高い=仕事も多いということであるため、常にニーズがあるジャンルに対応できるようにしておけば、仕事を獲得しやすいといえます。
ちなみに、単価が高い=稼ぎやすいとは限りません。それほど単価は高くなくても書きやすいテーマである方が時間あたりの単価は高くなることがあるからです。
広告単価が高い
大きな売上が見込めるジャンルである方がWebライターに外注する予算を増やしやすいといえます。そのため、広告単価が高いジャンルはWebライターの単価も高くなりやすいといえるでしょう。
アフィリエイト広告でいえば、脱毛などの美容ジャンルや投資系の金融・不動産ジャンルなどは単価が高めですね。
新しい商品・サービス
新しい商品やサービスに関連する仕事は対応できるWebライターが少ないため、単価が高くなりやすい傾向にあります。たとえば、仮想通貨(暗号資産)・NFTなど。
不動産ジャンルでいえば、一時期「不動産クラウドファンディング」の仕事依頼が殺到していましたよ。
Webライターのジャンルの選び方
ここでは、Webライターにおすすめしたいジャンルの選び方について解説します。
ジャンル選びにお悩みのWebライターは、ぜひ参考にしてみてください。
- 好き・興味のあるジャンル
- 知識のあるジャンル
- 経験のあるジャンル
- 需要の高いジャンル
- 高単価のジャンル
好き・興味のあるジャンル
基本的には、好きなジャンル・興味のあるジャンルを選ぶことをおすすめします。
好きで興味のあるジャンルであれば、リサーチもしやすいですし、勉強していくのも苦にならないはず。さらに、そのジャンルに興味のある読者に寄り添った記事を書きやすくなるでしょう。
単価などの条件だけを見て興味のないジャンルを選んでしまうと、後々苦しくなってしまうかもしれません。最初は自分が続けられそうな仕事を選んでいきましょう。
知識のあるジャンル
既にある程度知識のあるジャンルであればリサーチの時間を短縮できるので、効率よく取り組みやすいでしょう。
さらに、そのジャンルに詳しければテーマを深掘りした質の高い記事を制作しやすいので、継続依頼や単価アップにつながる可能性も高まります。
一方、まったく知らないジャンルの場合、記事を書くために調べて勉強する時間や労力が必要です。たくさんリサーチした上で書いても、知識がなければ正しい情報を伝えられないかもしれません。
経験のあるジャンル
「実際に経験したことがある」ことは自分にしかないオリジナルの情報(=一次情報)となるため、他サイトの記事との差別化にもつながる大きなアドバンテージとなります。
経験したからこそわかる疑問や悩みは、検索でたどり着いた読者にも共通するでしょう。そのとき試行錯誤して乗り越えた(or失敗した)体験が書ければ、読者の学びとなる記事に仕上がるはずです。
実際に経験したことがあるジャンルの方が情報をたくさん持っているので「書きやすい」ですよね。
需要の高いジャンル
需要の高いジャンル=仕事が多いジャンルだということ。常に需要のあるジャンルを書けるようにしておけば、仕事を獲得しやすいといえるでしょう。
Webライターで稼ぐためには、仕事を獲得し続けなければなりません。需要の高い=仕事の多いジャンルに対応できるようにしておきたいですね!
高単価のジャンル
上記でご紹介した「稼げるジャンル」のような単価の高いジャンルを選べば、少ない労力で稼ぎやすくなります。
しかし、単価が高い=求められるスキルも高いということ。人によってはリサーチなどに時間がかかりすぎてしまい、時給換算すると悲惨なことになってしまう可能性があります。
高単価の案件は「質の高い記事」が求められます。スキル不足の場合、仕事を受注できてもトラブルに発展してしまう可能性も考えられるでしょう。
Webライターがジャンルを選ぶ際の注意点
ここでは、Webライターがジャンルを選ぶ際の注意点について解説します。
注意点も理解した上で、ジャンル選びを検討してみましょう。
- 単価などの条件だけで選ばない
- ジャンルは絞った方が良い
単価などの条件だけで選ばない
Webライターは、クライアントから依頼された記事を制作するのが仕事です。そのため、単価が高くても記事制作に時間がかかってしまえば、時間あたりの単価は低くなってしまいます。
1記事1万円で6時間かかる案件より、1記事5,000円で2時間かかる案件をこなした方が稼ぎやすいという理屈です。
さらに、単価などの条件だけを見て好きでもない・興味もないジャンルを選んでしまうと、リサーチや執筆がはかどらず苦痛に感じやすいでしょう。
ジャンルは絞った方が良い
幅広いジャンルを書く「雑記ライター」もいますが、私個人としてはWebライターとして稼ぎたいならジャンルは絞った方が良いと思っています。
また、「得意ジャンル」といえるものが1つでもあった方が自分のアピールポイントが増えますよね。
知識や経験のないジャンルはリサーチなどに時間がかかるだけでなく、質の高い記事を生み出しにくいので単価アップが見込みにくい。ジャンルを絞って極めていく戦略の方が、少ない時間でも深く学びやすくなるでしょう。
私もはじめから不動産に絞っていたわけではなく、最初は色々なジャンルに挑戦していました。
まずは自分が書きやすいジャンルを選んで挑戦してみよう!
今回ご紹介したように、Webライターで稼ぎやすいジャンルには特徴があります。
最初は単価などの条件にこだわらず、興味があるジャンルや知識・経験のあるジャンルなど「書きやすい」と思えるジャンルを選ぶことをおすすめします。
まずは色々なジャンルに挑戦してみて、自分に合ったジャンルを極めていきましょう!