こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
いつでも・どこでも自由な働き方ができる「Webライター」。未経験でも始めやすい在宅ワークとしても注目を集めています。
私も未経験から始めています。今ではフリーランスのWebライターです。
自由な働き方は魅力ですが、実際のところ「Webライターってきついのでは?」と疑問に感じる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にWebライターとして活動している人のリアルな声を集めました!
- Webライターできつかったこと
- Webライターになってよかったこと
- Webライターできついときの対処法
上記について、現役Webライター13名が回答しています!
Webライターって実際どうなの?リアルな声を聞きたい!という方は、ぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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Webライターできつかったこと7つ
ここでは、現役Webライターから聞いた「Webライターできつかったこと」を7つの項目に分けてご紹介します。
実際に経験しているからこそ出てくる【リアルな声】をご覧ください。
- 単価が低い・単価設定が難しい
- 仕事が取りにくい
- 時間がかかる
- 仕事を受注しすぎた
- クライアントとのやりとり・関係性
- 確定申告に関するもの
- その他
単価が低い・単価設定が難しい
- 単価が低い案件が多かった(ワタナベサヤカさん)
- クラウドソーシングで文字単価2円以上の案件を探すのがそもそも難しい(ミツカンさん)
- 初心者だと単価が高い案件に応募しても採用されない(ミツカンさん)
- 稼ぐまでのステップがわかりにくい(リョウヘイさん)
- 単価設定が難しい。編集・入稿での金額で受注したはずなのに、ふたを開けてみたら顧客やり取りまですることになったことも。(さつきさん)
Webライターの仕事が数多く募集されているクラウドソーシング。常にたくさんの仕事が募集されているところはメリットである一方、低単価の仕事も多いという特徴があります。
低単価の仕事しか獲得できないと、たくさん作業しないと稼げないので「きつい」と感じやすいかもしれませんね。
また、直接契約の仕事が増えてくると、今度は単価設定が難しいという問題に直面します。
DMで「絵里さんならこの仕事の単価設定、どのように考えますか?」という質問がよく届きます。悩ましいポイントですよね。
仕事が取りにくい
- 書きたい案件の内容が見つからない(いろはFPさん)
- 集客が難しい(いろはFPさん)
- 納期を意識した案件応募が難しい(リョウヘイさん)
- 新しい契約先を作るのが難しい。クラウドソーシングで声をかけてもらうこともあるけれど、単価や内容にこだわると自分から動かないとなかなかいい相手が見つからない。(咲月さん)
Webライターが良い条件の仕事を獲得し続けるためには、自分に合った戦略を立てることが必要不可欠です。
「誰にでもできる仕事」には価値を見出しにくいので、他のWebライターと差別化できるような何かを磨いていきたいですね。
私は「不動産」を専門ジャンルとして、資格取得等により権威性を高めています。
時間がかかる
- 初めてのことが多い。クラウドワークスやランサーズの登録やポートフォリオ作成。WordPress入稿やChatWorkでのやりとりなど。最初は覚えることが多くて慣れるのがきつかったです。(瀬名みつきさん)
- 執筆スピードが遅い(時給に換算すると、1銭にもならなかった時期も)(RYOKOさん)
- イメージは湧くけど、上手く言葉に表せない。書けない。(RYOKOさん)
- 作業に終わりがない。休みが作りにくい。(RYOKOさん)
- リサーチにものすごく時間がかかる案件もある。(まちゃさん)
- 急に納得する文章が書けなくなる。締切が近い時になると絶望する。(咲月さん)
- インプットがたまってきて、アウトプットに時間がかかるため、どうしようもなくなる(おタックさん)
私も初めて使うツールばかりで慣れるまでに時間がかかりました…。
私はずっと不動産業界で働いているので、不動産の解説記事はすぐに書けると思っていました。
でも、目の前のお客様に口で説明するのと文章化して説明するのでは全然違う。
よく知っている不動産のテーマなのに、1記事の執筆に1週間くらいかかったこともありました…。
仕事を受注しすぎた
- 仕事を受注しすぎてしまったことがある(ワタナベサヤカさん)
- 実際作業してみたら時間がかかってしまい、たくさん仕事を受けすぎたことがわかった(ミツカンさん)
- 急に○日までに10記事お願い!と言われて嬉しかったけど、納期に間に合わせるのがキツかった…(匿名希望)
Webライターの仕事できついことの1つが「作業量の均一化」です。
思っていたよりも作業に時間がかかる、クライアントからの返事がなくて作業を進められない、急にたくさんの依頼が舞い込んでくるなど、Webライターの仕事では想定外のことが起こり得ます。
フリーランスになりたての頃は、仕事を受けすぎて泣きながら執筆していたこともあります(笑)
あとで苦しまないようにするためには、余裕のあるスケジュールになるよう納期を設定することが大切です。Webライターと納期については、こちらの記事もご覧ください。
クライアントとのやりとり・関係性
- クライアントからの仕事内容が最初に掲載していた内容と大幅に違ったことがある。画像添付なしだったのに、5枚ありとか。(瀬名みつきさん)
- 何かと高圧的な言い方をするクライアントがいて腹が立った(ミツカンさん)
- クライアントと急に連絡がつかなくなってそのまま契約が自然消滅する(継続してたんだからせめて一言欲しい)(咲月さん)
- 納品した文章が知らないところで変にリライトされていたのを見た時。(咲月さん)
- コンテンツマーケティングに無知なクライアント(さつきさん)
- クライアント側の都合で検収が遅く、なかなか売掛金の回収ができなかったことがある(さつきさん)
Webライターに仕事を依頼するクライアントは、大企業から個人事業主まで様々です。
Webライターは執筆以外の作業(画像選定やWordPressへの入稿など)も依頼されることが多く、クライアントと細かいやり取りをしていかなければなりません。
私もクライアントとのやり取りで不安に感じたこと・失敗したことはたくさんあります。
確定申告に関するもの
- 初めての確定申告が難しかった(さやさん)
- 確定申告でミスがあったと連絡があったときは海外にいてすぐに対応できなかったので、帰国してから税務署で遅延料金を支払うハメに…(おか たくまさん)
「海外滞在中ですぐに対応するのが難しかった」というのは、トラベルライターならではのエピソードですね!
副業・専業いずれにしても、Webライターで一定の所得があれば確定申告をしなければなりません。
Webライターの確定申告については、こちらの記事をご覧ください。
その他きつかったこと
- 動かないのでぶくぶく太る(RYOKOさん)
- 一人でしているため、これで良いのかわからない(おタックさん)
- 自宅で一人で黙々と作業していると、孤独感がある(匿名希望)
Webライターの仕事は、基本的には1人でパソコンに向かって黙々と作業することが多いでしょう。
そのため、意識しないと体を動かさなかったり、1人での作業に孤独を感じたりするキツさがあります。
私もぶくぶく太りました(笑)
Webライターになってよかったこと7つ
ここでは、現役Webライターから聞いた「Webライターになってよかったこと」を7つの項目に分けてご紹介します。
Webライターはきついことだけではありません。Webライターならではの魅力もたくさんあります!
実際にWebライターを経験しているからこそ感じる「よかったこと」を具体的にご紹介しますので、Webライターに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
- 好きな場所で働ける
- 自由な働き方ができる
- 人間関係に悩まなくていい
- Webライターならではのやりがい・経験ができる
- 努力次第で収入を伸ばせる
- Webライターの仕事で得た知識を生活に活かせる
- その他
好きな場所で働ける
- 好きな場所で働ける(ワタナベサヤカさん)
- 旅行が好きなので、自由な場所で働けるのは大きな利点(おか たくまさん)
- 自宅で仕事ができるのは最高!(RYOKOさん)
Webライターは、最低限パソコンとネット環境さえあれば仕事をすることができます。
自宅でも、Wi-fi環境のあるカフェなどでも、場所を選ばず仕事ができるのは大きな魅力ですね。
自由な働き方ができる
- すべて自分で決められる(どの案件を受けるか・誰と働くかの決定や、優先順位など)(まちゃさん)
- 自分が書きたい分野を選んで仕事ができる(RYOKOさん)
- パソコン一つで稼げる(リョウヘイさん)
- 子供の体調不良などや行事にも対応できるので、仕事と子育て、家事の両立がしやすいと思います。(瀬名みつきさん)
- 出勤しないでも収入を得られるようになった(咲月さん)
- 一人でしているため、自由にできる(おタックさん)
- マイペースにできる(おタックさん)
いつでも・どこでも自由な働き方ができるのは、Webライターの大きな魅力です。
どの仕事を選ぶか、自分で選択することが可能。マイペースに働くことができます。
私の場合、臨機応変な働き方ができるWebライターだから、仕事・家事・育児の両立ができていると思っています。
人間関係に悩むことが少ない
- 好きな人とだけ仕事ができる(リョウヘイさん)
- 人間関係に直接悩まないところ(おか たくまさん)
Webライターの仕事は、基本的にはパソコンに向かって1人で作業するようなものばかりです。
そのため、人間関係に悩むことが少ないといえるでしょう。
会社の人間関係にはずっと悩まされてきたけど、フリーランスになってからはストレスフリー。
Webライターならではのやりがい・経験ができる
- クライアントに喜んでもらえること(RYOKOさん)
- 自分の成長を実感できる(RYOKOさん)
- クライアントに喜んでもらえたり、ライターの中から選んでもらえたりするのが嬉しい(咲月さん)
- 自分が書いた文章がお金になるっていう経験ができた(咲月さん)
- 自分が書いた物語が動画になってたくさんの視聴者さんに笑ったり感動したりしてもらえた。小説家になりたいって夢が間接的に叶った気がした。(咲月さん)
私は、自分の書いた文章が収入になること&多くの人に読まれることにやりがいを感じています!
たまに「絵里さんの記事を読んだよ」という感想のDMを頂けてとても嬉しいです。
咲月さんの「小説家になりたいって夢が間接的に叶った気がした」という話はとても良いですよね。私も、学生の頃は小説家に憧れていたので気持ちがわかります。
努力次第で収入を伸ばせる
- 単価が上がる可能性があり、自分の努力や工夫次第で稼げる可能性があることです。(瀬名みつきさん)
- 努力次第で収入を伸ばせる(リョウヘイさん)
- 実力主義なところ(ワタナベサヤカさん)
Webライターの収入には上限がありません。自分次第で、どこまでも稼げる可能性があります。
私は会社員のときより働いている時間が少ないけど、会社員のとき以上に稼げるようになりました。
Webライターの仕事で得た知識を生活に活かせる
- 知識が増える!(RYOKOさん)
- 収納や片付けの記事を書いていたら、家がキレイになってきたし、キレイを保つ方法が分かってきた(RYOKOさん)
- 知らなかったことをリサーチする機会が増えた。(咲月さん)
- 商品の紹介記事を書いたので、その商品について詳しくなった。後日買い物するときに知識が役立った。(匿名希望)
Web上の記事は誰でも無料で見られることから、Webライターに依頼される記事は「知識のない初心者」に向けて書くものが多くあります。
知識のない人にもわかりやすく伝える文章を書くためには、記事のテーマそのものだけでなく関連する知識も必要です。
そのため、Webライターの仕事ではリサーチが必須。調べていくうちに依頼されたテーマに詳しくなっていきます。
キャッシュレス決済の記事を書くためだけに色々なスマホ決済を試しました。このときの経験は、今でも買い物などの場面で役立っています!
その他よかったこと
- 文章を考えるのが、以前に比べて苦じゃなくなった(RYOKOさん)
- タイピングが早くなったから仕事ができる大人気分を味わえる(咲月さん)
- 未経験でも挑戦できるのがよかった(ミツカンさん)
- 収益化を目指すブログ運営に役立った(匿名希望)
- ライター仲間ができた(匿名希望)
上記のいずれも、Webライターならではのよかったことですよね。
Webライターの経験は、ブログ収益化にも役立ちました。
Webライターできついと感じたときの対処法
ここからは、Webライターできついと感じた時の対処法をご紹介します。
実際にWebライターとして活動している人のリアルな声を集めましたので、Webライターの仕事をしていて「きつい」と思った時にぜひ実践してみてください。
Webライターできついときは、ともに乗り越えましょう!
- 休憩する
- 仕事を休む
- 仕事のやり方を工夫する
- クライアントに相談する
- ライター仲間・友人を頼る
- きついと感じることがない・その他
休憩する
- しっかりと休む時間を取る(ワタナベサヤカさん)
- 一旦寝る(RYOKOさん)
- YouTubeで一旦気分転換(RYOKOさん)
- コーヒーやおやつタイムでリラックス(RYOKOさん)
- いっそ手を止めて気分転換をする(咲月さん)
- 漫画を読み始める。しかし、またインプットばかりになる。今後の課題はすぐにアウトプットですね。(おタックさん)
仕事のパフォーマンスを上げるためには、適度な休憩も必要です!
私は甘いものを食べたり、散歩したりしてリフレッシュしています!
仕事を休む
- PCを持たないで出かける日を作る(ワタナベサヤカさん)
- 思いきって数日休む(リョウヘイさん)
「Webライターがきつい…」と感じるのであれば、思いきって仕事を休むのもよいでしょう。
Webライターはスケジュールを調整して「休日」を作らないと、なかなか休みを作りにくいかもしれません。
仕事のやり方を工夫する
- (リサーチに時間がかかる件について)最初にそのジャンル全体について浅く広く勉強して、その後に詳細のリサーチをすることで、理解をしやすくなった。(まちゃさん)
- 文章が書けなくなったら頭から音読して違和感のあるところから書き直す(咲月さん)
- リード文を書くのが得意ではないので、本文だけを執筆させてもらった(匿名希望)
「Webライターがきつい」と思う原因がわかっていれば、仕事のやり方を工夫することで対処できる可能性があります。
私は、仕事をしやすいように「不動産ジャンル・構成執筆・Wordで文章のみ納品」と限定しています。
クライアントに相談する
- クライアントに直接相談する。クライアントとは困ったときに相談できる関係でありたいから、普段からこまめにコミュニケーションをとるように心がけている。(咲月さん)
- 事前すり合わせ超大事!!!(さつきさん)
- 納品から時間の経っているものについては、請求に回して欲しいとハッキリ伝えました。今後は契約タイミングで、「〇か月以内に検収」などルールを設けようと思いました!(さつきさん)
- 納期に間に合わないかも…と思った時に、クライアントに相談して納期を延ばしてもらった(匿名希望)
Webライターの仕事がきついと感じた時は、クライアントに相談することで解決できる場合があります。困ったことがあれば、クライアントに直接相談してみましょう。
また、クライアントとの事前のすり合わせは非常に大事なことです。Webライターの仕事は執筆だけではないので、後から追加で仕事をしないといけなくなることもあります…。
ライター仲間・友人を頼る
- ライターのグループに参加して情報収集をする。(咲月さん)
- 他の方の対処法を検索して実践!(RYOKOさん)
- SNS等で経験者に教えてもらう(リョウヘイさん)
- 友達とLINE(RYOKOさん)
- 直接人に会って話すなど、リフレッシュする(リョウヘイさん)
一人でひたすら作業に打ち込んでいると、孤独感から「きつい」と感じてしまうことがあるかもしれません。
Webライターできついと感じた時は、ライター仲間や友人など「人と関わる」こともおすすめです。
私はよくブロガー仲間と交流しています。
きついと感じることがない・その他
- 自身きついと感じたことはないが、仮にきついと感じている人は、毎日のタスク管理を徹底することをおすすめする(おか たくまさん)
- モチベーションが下がることがあまりないので、これはいい回答ができません(瀬名みつきさん)
- コンテンツマーケティングに無知なクライアントの場合、コンサル費を請求します。または、変な案件を断る勇気をもとう(匿名希望)
- クライアントにもいろいろあるよね、と気にしないことにする(咲月さん)
今回ご回答頂いた方の中には、「そもそもきついと感じることがない」という人もいらっしゃいました!
Webライターはきついときもある!でも自由に働ける魅力も◎
正直、Webライターできついと感じることはあります!
しかし、きついときを乗り越えることができれば、「いつでも・どこでも自由な働き方ができる」Webライターの魅力を感じることができるでしょう。
私自身は、自宅で育児をしながら収入が得られるWebライターという仕事に出会えて本当によかったと思っています。
Webライターは未経験でもできる仕事がありますので、興味のある人はぜひ挑戦してみてください!