こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
Webライターはブログを始めた方がいいって聞くけど、よく意味がわからない…。ブログにはどんなメリットがあるの?
Webライターのブログ運営には、実績作りや仕事獲得などのさまざまなメリットがあります。私自身、Webライターの仕事のほとんどをブログから獲得しています。
さらに、ブログには収益を生み出すことができるメリットも。ブログを上手く活用できれば、Webライター以外の収入源にもなり得るでしょう。
私個人としては、「Web」ライターを名乗るのであれば自分でブログを運営する経験をした方が良いと思っています!
そこで今回は、実際に複数のブログを運営してWebライターの仕事を獲得している私が、Webライターにブログがおすすめの理由と仕事獲得につながるブログ活用術について解説します。
Webライターにおすすめのブログサービスや注意点についても解説しますので、ブログ運営に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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Webライターとブログの違いとは?
まずは、Webライターとブログの違いについて理解しておきましょう。
Webライターとブログの特徴を下記の表にまとめましたので、ご覧ください。
Webライター | ブログ | |
---|---|---|
収入を得る仕組み | クライアントから依頼された記事を制作して報酬を受け取る | 自分のブログに広告を掲載して広告主から成果報酬等を受け取るなど |
制作する記事 | クライアントから指示された記事を寄稿する | 自分で記事の内容を決めて自分のブログに掲載する |
収入の種類 | フロー収入 | ストック収入 |
収益化までにかかる時間 | 最短即日~ | おおよそ半年~ |
必要なスキル | Webライティング SEO対策 リサーチ力など | Webライティング SEO対策 集客・成果発生につながるWebマーケティングスキルなど |
Webライターの仕事は、クライアントから依頼された記事を制作すること。クライアントの要望にあわせて記事を制作するため、基本的には自分の好きなように執筆することができません。
そして、Webライターは「1記事あたり2万円」といったように、記事制作の対価としてクライアントから報酬を得る仕組みで稼いでいきます。
一方、ブログの場合、自分のブログに広告を掲載して広告主から成果報酬等を受け取る方法などにより収益化するのが一般的です。
そして、Webライターとは違い、自分のブログなので自分の好きなように執筆・編集することができます。
しかし、ブログ収益化を実現するためには、ブログへの集客導線を作り、たどり着いた顧客を成果に結びつける工夫をするなど、マーケティングスキルが欠かせません。
ブログ収益化を実現できれば手を動かさなくても自動的に収入を得ることができますが、Webライターとは違って記事を書いても確実に報酬を得られるとは限りません。ここに大きな違いがあるといえるでしょう。
- Webライターはクライアントから依頼された記事を書くのが仕事。早ければその日のうちに収入を得ることも可能
- 逆にいえば、Webライターは記事を書き続けなければ収入が途絶えてしまう
- ブログは書いた記事が自分の資産になり、収益化が実現すれば手を動かさずに収入を得ることも可能
- ブログ記事を書いたからといって確実に収入になるとは限らない。収益化まで半年以上かかるのが一般的
Webライター+ブログのように、収入の仕組みが異なる2つを組み合わせられたら良いですね!
Webライターにブログがおすすめの理由
私個人としては、Webライターはブログをした方が良いと思っています!
ここでは、Webライターにブログをおすすめする理由をご紹介します。
ブログ運営の目的やメリットをしっかりと理解して、Webライターの仕事に活かしましょう!
- スキルアップにつながるから
- Webライター以外の収入源になるから
- 実績作りに役立つから
- 仕事につながりやすいから
スキルアップにつながるから
Webライターがブログ運営をすることで、次のようなスキルを身につけることが可能です。
- Webライティング
- SEO対策
- WordPressなどへの入稿
- ブログ運営に必要なツールの活用法
- SNSなどからの集客方法
- 広告の貼り方 など
Webライターの主な仕事である「記事の執筆」は、Webサイトを運営する中で必要な作業の一つに過ぎません。
検索上位を狙うためには、SEOを意識したライティングをするだけでなくWebサイト全体の対策も必要となるのです。
ブログ運営をすることで、Webサイト運営の全体像を知ることができます。「記事を書ける」だけのWebライターよりも、Webマーケティングスキルに長けているWebライターの方がクライアントから選ばれやすいといえるでしょう。
私もブログ運営の経験からクライアントにさまざまな提案をしています!プラスαの提案は喜ばれますよ。
Webライター以外の収入源になるから
Webライターの収入は、フロー収入。「記事制作」という労働の対価として報酬を受け取る流動的な収入のため、クライアントから仕事を受注して記事を制作し続けないと収入が途絶えてしまう特徴があります。
一方、ブログからの収入はストック収入です。自分のブログという資産を構築することで、記事を制作し続けなくても継続的に収入を得られる仕組みを作ることができます。
- クリック型広告(Googleアドセンスなど)
- 物販アフィリエイト(Amazon・楽天など)
- ASPアフィリエイト
- 自分で作成した商品(ハンドメイド・電子書籍など)
- 企業案件(商品・サービスのレビューなど)
- 純広告(月額○○円の広告料) など
ブログから収入を得る方法には、上記のようなさまざまな方法があります。その中でも、アフィリエイトで収益化を目指す方法が一般的でしょう。
ブログでアフィリエイトをする場合、広告主とブロガーを仲介するサービス「ASP」を利用するのがおすすめです。
- A8.net
(イチオシ!日本最大級ASP) - もしもアフィリエイト
(コスパ◎!W報酬で稼ぎやすい) - afb(アフィb)
(美容・健康ブログにおすすめ) バリューコマース(物販ブログにおすすめ) - アクセストレード
(金融・投資ブログにおすすめ)
実績作りに役立つから
どれだけ自分が「○○の経験やスキルがあるWebライターです!」と伝えても、クライアントに提示できる実績がなければ本当にその実力があるかどうか判断してもらえません。
ブログ運営をしていればWebライターの実績として活用することもできるため、自分を評価してもらいやすくなるでしょう。結果的に、仕事獲得にもつながります。
Webライターとしての実績は「ポートフォリオ」にまとめておくことをおすすめします!
仕事につながりやすいから
ブログを運営をしていると、ブログを読んだクライアントから仕事を依頼してもらえることがあります。
記事執筆・編集・監修のようなWebライターとしての仕事はもちろん、「ブログ内で商品・サービスを紹介してほしい」「レビューしてほしい」「自社の広告を掲載してほしい」などブロガーとしての仕事を依頼されることも。
ブログからお問い合わせ頂いた仕事は「相手からお声がけ頂いている仕事」のため、こちらが希望する条件で仕事を獲得しやすいメリットがありますよ。
実際、私はWebライターの仕事のほとんどをブログから受注しています!
Webライターの仕事につながるブログ活用術
ここでは、Webライターの仕事につながるブログの活用術について解説します。
実際にブログからWebライターの仕事獲得につながる私の経験をもとに解説しますので、ブログから仕事につなげたい人はぜひ参考にしてみてください。
- Webライターの実績として活用する
- 獲得したいジャンルの情報を発信する
- 集客ツールして活用する
Webライターの実績として活用する
- サンプル記事を公開する
- WordPress入稿などのスキルがあることをアピール
- 検索上位の記事があることをアピール
- ブログのPV・収益を公開する など
Webライター初心者の頃は、クライアントに公開できる実績がなくて仕事を獲得しにくいとお悩みの方も多いでしょう。私も初心者の頃は、同じ悩みを抱えていました。
ブログがあれば、クライアントに提示できる「サンプル記事」を作ることが可能です。寄稿した記事とは違い、他の人の編集が入っていない自分のリアルな文章力などをみてもらうことができます。
また、ブログ収益化を目指して本格的にブログ運営をしていれば、PV・収益も実績とすることが可能です。PVを集めること、収益化を実現することは、企業も求めていることだからです。
ブログがあれば、記事制作に必要なスキルがどのくらいあるかクライアントに判断してもらいやすくなりますよ。
獲得したいジャンルの情報を発信する
テーマについて知識や経験がまったくない人が書く記事よりも、知見があって詳しい人が書く記事の方が読者に有益な情報を与える記事となりやすいでしょう。
その分野に詳しい人の方が、検索キーワードからたどり着いた読者が満足しやすい情報を取捨選択しやすいからです。
特に専門性の高いジャンルの場合は、「知識や経験があって詳しい人に書いてほしい」と考えているクライアントも多くいます。
そのため、獲得したいジャンルの情報をブログで発信して自分の仕事や専門性をアピールすると、Webライターの仕事獲得につながることがあるのです。
集客ツールとして活用する
ブログをWebライターの仕事獲得するための集客ツールとして活用する方法もあります。
つまり、Webライターに仕事を依頼したいクライアントを呼び寄せるためのツールとしてブログを活用するということです。
たとえば、ターゲットとしたクライアントをGoogleなどの検索エンジンからブログに呼び込む、SNSからブログに呼び込むなど。
私の場合、ブログ経由でご依頼頂くクライアントのほとんどがGoogleなどの検索エンジンからたどり着いています。
Webライターにおすすめのブログサービス
ここでは、Webライターにおすすめのブログサービスについて解説します。
結論からいえば最もおすすめしたいのは【WordPress】です。
ただ、WordPressよりももっと手軽に始めたい人、できれば無料で始めたい人もいるでしょう。このような方に向けてWordPress以外のおすすめブログサービスもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- WordPress
- はてなブログ
- note
WordPress
Webライターがブログを運営するのであれば、WordPressで始めることをおすすめします。理由は、Webライターに依頼されるWebサイトの多くがWordPressで作成されているからです。
- WordPressの使い方を練習できる
- WordPressの基本的な機能を理解できる
- Webサイト運営の全体像が勉強できる
- ブログ運営自体を実績として見てもらいやすい
- 本格的なブログ収益化を目指せる
WordPressでブログを運営することで、Webライターに必要なスキルを身につけることができたり、仕事獲得につながったりするメリットがあります。
ブログ収益化を意識し始めると、クライアントと同じ視点からWebサイト運営を学ぶことができますよ。
WordPressでのブログの始め方については、こちらの記事をご覧ください。
はてなブログ
WordPressよりももっとお手軽にブログを始めたい人は、【はてなブログ】もおすすめです。私自身、はてなブログから始めて現在のWordPressに移転しています。
はてなブログは株式会社はてなが提供するブログサービス。簡単な登録でだけ、ブログ運営に必要な機能を使い始めることが可能です。
はてなブログは無料で始めることができますが、あとでWordPressに移転したい人や本格的にブログ運営をしたい人は有料プランである「はてなブログPro
私は「はてなブログPro
note
noteは、大見出し・小見出し、文字の強調など記事を作成する上で最低限必要な機能が揃っています。
クライアントに提示するサンプル記事のみを制作したい人、ポートフォリオの作成だけをしたい人など、本格的なブログ運営をしない人はnoteもおすすめです。
Webライターがブログ運営する際の注意点
ここまで解説したようにWebライターのブログ運営にはさまざまなメリットがありますが、一方で注意点も存在します。
ここでは、Webライターがブログ運営する際の注意点についてご紹介します。
- Webライターとブログの両立が難しい
- ブログ収益化には時間がかかる
- 維持費用がかかる
- マイナスの情報を発信すると逆効果に
Webライターとブログの両立が難しい
Webライターの仕事として依頼された記事を書きながらブログ記事も更新するのは負担になりやすいでしょう。
どうしても「仕事」として依頼されて納期もあるWebライターの記事執筆を優先することになるため、ブログの更新ができず挫折してしまう人も少なくありません。
しかし、自由に記事を更新できるのがブログの魅力。私自身、ブログを更新したり休んだりしながらコツコツ続けていきました。
ブログ運営の目的にあわせて、Webライターとブログに対してどのように時間を配分するか考えてみましょう。
ブログ収益化には時間がかかる
ブログ収益化をするためには、ターゲットとした人をブログに呼び込む必要があります。Googleなどの検索エンジンやTwitter・InstagramといったSNSから集客するケースが多いでしょう。
検索エンジンから呼び込むためにはSEO対策が必要となりますが、最初のうちは記事を更新してから検索に反映されるまで半年以上かかることも珍しくありません。
集客できるほどのSNSアカウントに育つまでにもある程度の時間がかかるでしょう。
このような理由から、ブログ収益化を実現するまでに数か月以上の時間がかかるといわれているのです。
ブログ収益化に向けて試行錯誤した経験は、Webライターにも活かせます!時間をかけてコツコツ続けるのがポイントです。
維持費用がかかる
たとえば、WordPressでのブログ運営であれば、ブログを維持するために「ドメイン代」と「サーバー代」が必要です。
有料テーマや有料プラグインなどを使いたい場合は、プラスで費用がかかることになります。
このブログの場合、ドメイン代+サーバー代で年間約1.4万円、有料テーマ(買い切り型)の費用がかかっています。
マイナスの情報を発信すると逆効果に
自分の好きなように記事を書けるのがブログの魅力ですが、発信する内容によってはWebライターの仕事につながるどころか逆効果になってしまう可能性も考えられます。
- 法律に違反する内容
- 虚偽の内容
- 不確かな情報
- 誰かへの誹謗中傷
- 何かを一方的に批判する内容 など
クライアントは、Webライターに仕事を依頼する際にスキルだけでなく人間性も考慮しています。
問題のあるWebライターに仕事を依頼してしまうと、きちんと仕事をしてもらえないリスクだけでなく、Webライターの発信による炎上リスクもあると考えられるからです。
誰かを不快にさせる内容は発信しない方が良いと思いますよ。
Webライターはブログ運営をして仕事につなげよう!
私は、ブログ運営をしたことでWebライターの仕事の幅が広がりました!今ではほとんどの仕事をブログから獲得しています。
今回解説したように、ブログにはさまざまなメリットがあります。ブログ運営には時間がかかるなどのデメリットもありますが、少しずつコツコツ続けることで成果につながりやすくなりますよ。
Webライターとしてもっとスキルアップしたい!Webライターの仕事を獲得したい!という方は、ぜひブログ運営にも挑戦してみてください!
WordPressでのブログの始め方はこちら