こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
数ある副業・在宅ワークの中でも人気の高い「Webライター」。未経験でも始めやすいことも魅力の一つです。
でも、Webライターってどんな仕事?私にもできるかな…?
Webライターの働き方に興味があっても、どのような仕事内容なのか、どのようなスキルが必要とされるのかわからず、一歩踏み出せない方もいるでしょう。
そこで今回は、現役Webライターとして活動する私がWebライターの仕事内容や年収、必要なスキルについて解説します。
Webライターに興味のある方や副業・在宅ワークに挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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Webライターとは
Webライターとは、Web上に掲載される記事を書く仕事をする人のこと。企業が運営するWebサイトに掲載するSEO記事やコラム記事、商品紹介などのセールス記事、個人のブログ記事などを執筆します。
紙媒体のライターとは違い、書いた文章が掲載されるのは「Web」。そのため、WebライティングやSEO(検索エンジン最適化)の知識が求められる特徴があります。
文字の装飾や画像選定、記事の入稿作業など、執筆以外にもWeb記事ならではの作業が求められることがありますよ。
Webライターの仕事内容
ここでは、Webライターの仕事内容について「執筆する記事(ライティング)の種類」と「作業内容」に分けてご紹介します。
現役Webライターとして活動する私が仕事内容を具体的に解説しますので、Webライターに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
執筆する記事(ライティング)の種類
- SEO記事
- コラム記事
- ブログ記事
- 商品・サービスのセールス記事
- 取材・インタビュー記事
- ホワイトペーパー
- SNSライティング
- Youtubeのシナリオ など
Web記事を制作する目的の多くは「Webからの集客」です。そのため、Webライターに依頼される仕事のメインは「SEO記事」だといえるでしょう。
SEO記事だけでなく、Webライター個人の意見などを書く「コラム記事」、商品やサービスを販売につなげる「セールス記事」、人物やお店などを取材して書く「取材・インタビュー記事」などもあります。
さらに、商品やサービスのメリット・活用方法などを記載する「ホワイトペーパー」、X(旧Twitter)やInstagramなどSNSに掲載する文章を作る「SNSライティング」、Youtubeのシナリオ作成などのニーズも。
上記のように、Webライターが必要とされる仕事の種類は多岐にわたります。
紙媒体ではなく、「Web」だから求められる仕事が多いのですね!
主な作業内容
- Web記事の執筆
- Web記事の編集・校正
- Web記事の監修
- Web記事の構成案作成
- 記事の入稿(WordPressなど)
- 画像選定
- 文字の装飾
- 取材・インタビュー など
Webライターの書く記事はWeb上に公開されるものであるため、WordPressなどへの入稿や画像選定などの作業も依頼されることが少なくありません。
私も初心者の頃は、執筆だけでなく記事の入稿や画像選定なども請け負っていました!
Webライターの働き方
Webライターの働き方を大きく分けると「企業のライティング担当者になる」「副業Webライターとして活動する」「フリーランスになる」の3種類でしょう。
ここでは、Webライターの働き方について種類別に解説します。
企業のライティング担当者になる
Webライターの働き方の一つは、企業のライティング担当者になる方法です。つまり、社員として働きながら、所属する企業が運営する(もしくは委託された)Webメディアなどの記事を執筆します。
Webライターを自社に起用している企業は、Webメディアを運営する出版社やWeb制作会社、商品やサービスなどのWebサイトをもつ企業、検索エンジンからの集客を目的としてWebメディアを運営している企業などさまざまです。
雇用形態は、正社員・契約社員・アルバイトなど企業によって異なります。
以前勤めていた不動産会社にはアルバイトのWebライターがいましたよ。
副業Webライターとして活動する
本業の仕事をしながら、副業としてWebライターの仕事をする方法があります。
Webライターはいつでも・どこでも自由に働きやすいため、副業に向いていることも特長の一つ。副業Webライターは、本業の仕事から帰宅した後や休みの日など、本業の合間を縫って活動します。
私も住宅メーカーで働きながら、副業としてWebライターを始めました!
フリーランスになる
企業に所属せずフリーランスのWebライターとして活動する方法もあります。Web制作会社から案件を請け負ったり、Webメディアを運営する企業と直接契約したりして仕事を獲得します。
フリーランスは個人の実力によって収入が大きく変わります。そのため、たくさん仕事を獲得できれば会社員以上の収入を得ることも可能です。
また、フリーランスの場合は請求書作成や売掛金回収、確定申告など、Web記事の制作以外の事務・経理業務もしなければなりません。
Webライターに必要なスキル
ここでは、Webライターに必要なスキルについて解説します。
Webライターに求められるスキルを磨いて、良い条件の仕事を獲得していきましょう。
- 基本的なパソコンスキル
- Webライティングスキル
- SEOの知識
- 必要な情報を集めるリサーチ力
- コミュニケーションスキル
- 特定分野の専門知識
基本的なパソコンスキル
Webライターの仕事をするなら、パソコンとネット環境は必須です。パソコンを使って仕事をするため、基本的なパソコンスキルは身につけておいた方が良いでしょう。
特にWordやGoogleドキュメントは納品の際に指定されることが多いので、操作に慣れておくとスムーズに仕事ができますよ。
Webライティングスキル
執筆した文章が掲載されるのがWebであることから、Web上で読みやすい「Webライティングスキル」が求められます。
検索エンジンやSNSなどからたどり着いた読者が、必要な情報をすぐに得られるような表現が必要とされます。したがって、Web上で必要な情報が見やすくなるように整理するスキルが必要なのです。
また、無料で読めるWeb記事という特性上、想定される読者のほとんどが初心者です。つまり、知識がない人にもわかるように解説する構成力・文章力も求められます。
Webライティングを学びたい人は、こちらの書籍がおすすめです。
SEOの知識
Webライターに依頼される仕事の多くはSEO記事です。そのため、SEO(検索エンジン最適化)の知識は必須だといえます。
クライアントは、狙っているキーワードで検索した際に他のWebサイトより上位表示できるような記事の制作をWebライターに求めているのです。
そのためには、キーワードを含めて独自性を強化するなどの対策が必要でしょう。SEOの知識があり、クライアントにさまざまな提案ができるWebライターは重宝されます。
SEO対策を学びたいならブログがおすすめ!私も自分のブログで試行錯誤しながら学びました。
必要な情報を集めるリサーチ力
SEO記事は「検索エンジンからたどり着いた読者の悩みを解決すること」が重視されます。そのため、読者が知りたい情報をわかりやすく解説するためのリサーチ力が必要となるのです。
インターネット上にはさまざまな情報があふれています。公開されている情報の中には、発信元が不明の正しくない情報が混ざっていることも。
そのため、必要な情報を集めて、読者が知りたい情報のみを取捨選択して整理するスキルが必要とされます。
まずは信頼できる情報源を探すことが大切です。
コミュニケーションスキル
Webライターの仕事は「クライアントから依頼される記事を制作すること」です。そのため、執筆する際には「クライアントがどのような記事を望んでいるか」をしっかりと把握する必要があります。
すべてのクライアントがWebライターに的確な指示を出すとは限りません。説明が足りず指示がわかりにくかったり、必要な情報が足りなくて執筆を始められなかったりするケースも考えられます。
そのため、クライアントとコミュニケーションを取りながら「クライアントが意図するもの」を理解するスキルが求められるのです。
また、フリーランスの場合は良い条件の仕事を獲得するために、営業したり、交渉したりすることも必要となります。
コミュニケーションスキルを高めることで、良い条件の仕事を獲得できたり、スムーズに仕事を進めやすくなったりするでしょう。
特定分野の専門知識
読者の満足度が高い記事を仕上げるなら、そのテーマに詳しい人の方が有利です。読者満足度の高い記事はクライアントからも喜ばれるため、さらに仕事を獲得しやすくなるでしょう。
そのため、Webライターは知識や経験がある得意分野を作っておくことが大切です。
また、同じ内容であっても、知識や経験がない人よりも実務経験や資格のある人が発信した方が説得力は増します。クライアントは、専門性を持つ人には相場よりも高い報酬を提示することがよくあります。
Webライターの収入をアップさせたいと考える人は、これまでの自分の経験などから得意分野を探してみましょう。
私はこれまでの実務経験や資格を活かして、不動産ジャンルに特化しています。
- メイカラ
(プロによるマンツーマン指導が魅力) - SHElikes(シーライクス)
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(Webマーケティングを学びたい人向け) - ストアカ
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Webライターの年収
株式会社カカクコムが運営する「求人ボックス 給料ナビ」では、求人ボックスに掲載された求人から算出したライターの平均年収や平均時給が公開されています。
上記のページによると、正社員ライターの平均年収は約339万円、派遣社員ライターの平均時給は1,699円、アルバイト・パートライターの平均時給は1,088円(2023年11月27日時点)。
正社員の給与分布でボリュームが多いのは「328~370万円」の水準、全体の給与幅は「328~743万円」と幅広い特徴があります。本人の能力や勤務先などの条件によって大きく異なるといえるでしょう。
フリーランスの場合は、多くの仕事を獲得する売れっ子Webライターであれば月100万円以上の収入を得ている人もいますし、まったく仕事を獲得できず収入が0円である人もいます。
フリーランスは実力勝負!ライティングスキルだけでなく仕事を獲得し続けるスキルも必須です。
未経験でもOK!Webライターに挑戦してみよう!
この記事では、Webライターの仕事内容や年収、必要なスキルについて解説しました。
Webライターは未経験でも始めやすく、時間や場所を問わず自由に働きやすいことから、数ある副業・在宅ワークの中でも人気のある仕事です。
Webライターを始めたばかりの初心者は単価が低く稼ぎにくいかもしれませんが、スキルアップして実績を積み重ねていけば、会社員以上の収入を得ることも不可能ではありません。
私も副業から始めてフリーランスになり、今では会社員時代よりも収入を得ています。
Webライターの始め方に興味のある人は、下記の記事も参考にぜひ挑戦してみてください!