こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
Webライターが仕事を獲得する方法の一つとして「Wantedly」があります。しかし、Wantedlyというサービス名は聞いたことがあっても、どうやって使えばいいのかわからずお悩みの方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Wantedlyを使ってWebライターの案件を獲得するコツに詳しいかきすく編集部ディレクターの佐藤さんに解説して頂きます!

ここから先は、私が解説いたします!
副業やフリーランスでWebライターを目指す方にとって、案件獲得は大きな壁です。Webライターを始めた頃は、多くの人がクラウドソーシングを利用して案件獲得を目指します。
ライティング経験の浅い初心者の場合、クラウドソーシングで案件獲得できても、文字単価0.5円以下の低単価案件がほとんどです。
そのため、クラウドソーシングに疲弊している方も多いのではないでしょうか。
少しでも多くの高単価案件を獲得し、収入を安定させたい方に朗報です。
クラウドソーシングに頼らず、直接クライアントとつながる手段として注目されているのが 「Wantedly」 です。



えっ、Wantedlyって就職・転職サイトじゃないの?
実は、スタートアップや中小企業との“つながり”を活かした営業プラットフォームとしても使えるんです。
クラウドソーシングで単価に悩む人や競争率の高さに疲弊した人にとって「Wantedly」は、まさに穴場とも言えるプラットフォームです。
Wantedlyは本来、転職や採用のためのビジネスSNSですが、「人柄」や「ストーリー」でつながる文化が根づいています。そのため、営業的アプローチに対する心理的ハードルが低く、Webライターでも十分仕事を獲得できます。
本記事では、Wantedlyを活用してWebライター案件を獲得するための営業方法や切り口を、具体例を交えて解説します。


未経験から副業WEBライターで月20万円以上を「安定して稼ぐ方法」を解説するサイト「かきすく」を運営。副業月53万円(平均月30万円)の実体験をもとに、累計30人以上の副業ライターの収益化を支援。運営者もSEOライター・SEOディレクター・オウンドメディア支援としてアフィリエイトサイトを複数運営している。
なぜWantedlyがWebライターの案件獲得に向いているのか?


Wantedlyは、他の求人媒体や営業プラットフォームとは異なり、「企業と個人の温度感」がとても近いのが特徴です。
掲載されている多くの企業は、スタートアップや中小規模のチームです。ライティングの重要性を理解していながらも、社内リソースが足りていない状況がほとんどです。
また、Wantedlyは「副業・業務委託歓迎」というカテゴリがしっかり存在しており、最初から社員を探しているわけではない企業も多いです。
これは、フリーランスとして営業する私たちにとって大きなチャンスになります。
そして何より、他の営業方法(DM営業、テレアポ、クラウドソーシング)と違い、最初から「カジュアル面談OK」という空気が整っているため、会話までたどり着くハードルがとても低い。これが、Wantedlyが営業の練習にも最適な理由です。
WantedlyがWebライターにおすすめな理由


ここでは、WantedlyがWebライターにおすすめな理由について解説します。
① ベンチャー企業が多く、“執筆+α”のチャンスが豊富
Wantedlyには、急成長中のスタートアップやスモールチームの企業が数多く掲載されています。こうした企業は、単に記事を書ける人を探しているだけでなく、「ライターとして戦略にも関わってくれる人」を歓迎する傾向にあります。
つまり、ブログ記事だけでなく、
- 採用広報のnote記事
- メールマガジンのライティング
- SNS運用における言語設計
- 会社紹介資料やサービス紹介文の作成
など、「書く力+ビジネス視点」を持った人材にとっては、ライティング以外の業務を任されるチャンスが非常に多いです。
例えば、求人サイトの多くは、ライティング以外のスキルを有する人を優先的に採用する傾向にあります。
主な理由は、業務効率化や従業員の負担軽減が目的です。
ライティング以外のビジネススキルがあれば、クライアントも興味を示し、案件獲得率が格段に向上します。少しでも高単価案件を獲得できれば、収入増加が見込めるため、今後のライター活動にも大きく影響します。
事業拡大を目指す企業にとって、ライティング以外のスキルはとても魅力的であり、積極的に採用したいと思える存在です。
Wantedlyであれば、ライバルが少なく、ライティング以外の業務を巻き取れるビジネススキルを有する人には最適な求人媒体です。
② 実力次第で単価アップも狙いやすい
Wantedlyに掲載している企業の多くは、「発注経験が少ない」「相場をよく知らない」ケースが多く、ライター側から丁寧に提案することで、単価アップに繋がることも珍しくありません。
たとえば、初回は1記事1万5,000円でも、
- 構成提案
- 取材あり記事の執筆
- サイト全体のトンマナ調整
といった付加価値を提供することで、3〜5万円に単価が上がった事例もあります。
もちろん、納品物の品質が高いことは前提条件ですが、信頼を積み重ねることで「単なる外注」ではなく「頼れるパートナー」へと関係が変わっていきます。
具体例として、SEOの知識があれば、ライティング以外に以下のような内部施策を提案します。
「出過ぎたことを申し上げるかもしれませんが、1点確認したいことがございます。内部リンク施策について、ご対応状況はいかがでしょうか?もし、内部リンクをこちらで対応した方がよろしければ、記事内に適切な記事URLを貼り付けたいと思います。」
上記文章は、実際にクライアントに提案した内容です。回答は快諾でした。
作業負担を軽減できる提案をすれば、クライアントは別作業に集中できるので感謝されます。
さらに、クライアントと良好な信頼関係も構築できるため、単価アップを狙いやすい環境が整います。
③ 初心者でも文字単価1円〜スタートできる案件が多い
Wantedlyには、「SEO記事/文字単価1円〜」といった案件が、初回から普通に存在します。
クラウドソーシングでは文字単価0.5円以下の案件も多く、消耗しやすいですが、Wantedlyでは最初から一定以上のリテラシーがある企業とつながれるため、金額面でも有利です。
たとえば、ブログ記事の執筆依頼で「1本3,000文字、6,000円」といった条件が提示されることもあり、初心者ライターにとっても“健全なスタートライン”から仕事ができるのが魅力です。
具体例を挙げると、求人サイトを利用して「Webライター 求人」で検索した場合、多くの企業が専門分野か応募条件にライティング以外の業務を提示しています。
ライター活動を継続するうえで、最低でも文字単価1円以上の案件は獲得したいところです。
ただし、初心者の場合、初めからライティング以外(取材経験・多業種の専門知識・SEOライティングなど)のスキルを有する人は少ないでしょう。
そのため、魅力的な企業に応募しようと思っても、躊躇する人もいます。その点、Wantedlyでは、初心者でも初めから文字単価1円以上の案件を獲得できるチャンスがあります。
④ クラウドソーシング特有の競争ストレスがない


Wantedlyの最大の魅力の一つは、「応募型」ではないという点です。
クラウドソーシングのように、「同じ案件に数十人が応募し、その中から選ばれる」という競争構造ではなく、Wantedlyでは自分から「話を聞きたい」とアプローチする能動型スタイル。
つまり、競争相手とバチバチに戦うのではなく、“共感と相性”でつながる世界なのです。
さらに、Wantedlyで活動しているライターの数自体が少ないため、ライバルの存在そのものが非常に薄いというのも事実。
タイムラインや検索機能で「ライター」と調べても、ヒットするのはごくわずか。企業側も、「誰に頼めばいいのか分からない」と感じているケースが多いため、見つけてもらいやすく、選ばれやすいポジションに立てます。
⑤ 意外と知られていない穴場だからこそ、今がチャンス
SNSやnoteを中心にライター界隈では盛り上がっているものの、Wantedlyを営業に使っているライターはまだ少数派です。
実際に「Wantedly ライター」で検索して出てくるユーザーは数ページ分のみ。つまり、今から始めることで、先行者利益を得られる状態にあります。
まだ他のライターが手を出していないうちに、企業との関係を築き、定期的な案件を得られれば、それだけで月5万〜10万円の安定収入を確保できる可能性があるのです。
⑥ 単発ではなく“継続前提”の案件が非常に多い
Wantedlyで出会う企業は、「記事を1本だけ書いてくれればOK」というスタンスよりも、「継続してブランドやサービスの魅力を発信していける人を探している」ことがほとんどです。
- 月1〜2本のnote連載
- 長期的なSEO記事の執筆
- オウンドメディア立ち上げ時の伴走ライター
など、ライターと企業が“チーム”として関わる関係性が築きやすく、長く働ける環境をつくりやすいです。
一方、クラウドソーシングの場合、単発案件が多く、納品完了後も常に次案件を探す必要があります。毎回、異なる案件を受注すれば、マニュアルやクライアントワークも異なり、慣れるまでに疲弊します。
その点、Wantedlyでは継続案件を受注できる可能性が高いため、クライアントワークやマニュアルに慣れる時間を削減できます。
さらに継続案件が増えれば、営業の手間も減り、収入の安定にもつながります。
Wantedlyは、“営業が苦手なライター”の突破口になる


Wantedlyは、クラウドソーシングのようにスキル証明が命でもなく、DM営業のような押し売りでもない。
あなたの「人となり」や「思い」に企業が共感し、「一緒にやってみませんか?」と声をかけてもらえる。そんな、営業が苦手な人でも結果を出せるフィールドです。
「競争の少ない場所で、ちゃんとした報酬を得ながら、信頼関係を築ける仕事をしたい」
そんな方こそ、ぜひ一度Wantedlyで営業に挑戦してみてください。
最初の一通のメッセージが、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
仕事につながるWantedly営業の具体的な流れ


検索条件において、
- 職種「編集・ライティング」
- 契約形態「副業・フリーランス・パートタイム・契約」
上の2つにチェックを入れて検索しましょう!
最初のステップはプロフィール整備です。Wantedlyでは、あなたのプロフィールが「営業資料」そのものになります。
自己紹介欄には、単なる職歴ではなく、なぜWebライターになったのか、その中でどんな価値を提供してきたのかを記載します。
例えば「SEO記事を100本以上執筆」「note連載の構成と執筆を担当」「メディア立ち上げフェーズに伴走した経験」など、成果ベースでの実績を意識して書くと響きます。
とはいえ、実績がない場合は「サンプル記事」をURLで2〜3本程度記載しておきましょう。文字数は3000文字程度で大丈夫です。
気になる企業があれば「話を聞きに行きたい」ボタンを押し、返信が来るのを待つだけで営業文章を作成する必要がありません。
まとめ|Wantedlyは“営業が苦手な人でも成果が出せる場所”


Wantedlyは、直接売り込まずとも「共感+提案」で仕事につながる、非常に相性のいい営業場所です。
プロフィールを整え、企業の課題を見つけ、そこに自分の価値を重ねて提案する──このプロセスを繰り返せば、ライターとしての信用も、仕事の幅も広がっていきます。
まだWantedlyで営業したことがない方は、まずは1社だけ「話を聞きに行きたい」を押して、勇気を出してメッセージを送ってみてください。あなたの書く力が、きっと誰かの課題を解決します。