
こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
時間や場所にとらわれず、自由に働けることが魅力のWebライター。未経験でも始めやすいので、人気を集めています。
しかし、Webライターとして活躍するためにはどんなスキルが必要なのかわからず、不安に感じている人もいるのではないでしょうか?

Webライターに必要なスキルって何?私にもできるかな?
そこで今回は、Webライターに必要なスキルについて解説します!
初心者が抑えておきたい基本スキルから収入アップを目指すための+αスキル、Webライターとしてスキルアップする方法についても解説しますので、Webライターに興味のある方やさらに成長したいWebライターは、ぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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Webライターに求められる基本スキル


ここでは、Webライターに求められる基本スキルについて解説します。
基本的なパソコンスキル
Webライターの仕事をするなら、パソコンとネット環境は必須です。パソコンを使って仕事をするため、基本的なパソコンスキルは身につけておいた方が良いでしょう。
特にWordやGoogleドキュメントは納品の際に指定されることが多いので、操作に慣れておくとスムーズに仕事ができますよ。
Webライティングスキル
執筆した文章が掲載されるのがWebであることから、Web上で読みやすい「Webライティングスキル」が求められます。
検索エンジンやSNSなどからたどり着いた読者が、必要な情報をすぐに得られるような表現が必要とされます。したがって、Web上で必要な情報が見やすくなるように整理するスキルが必要なのです。
また、無料で読めるWeb記事という特性上、想定される読者のほとんどが初心者です。つまり、知識がない人にもわかるように解説する構成力・文章力も求められます。



Webライティングを学びたい人は、こちらの書籍がおすすめです。




SEOの知識
Webライターに依頼される仕事の多くはSEO記事です。そのため、SEO(検索エンジン最適化)の知識は必須だといえます。
クライアントは、狙っているキーワードで検索した際に他のWebサイトより上位表示できるような記事の制作をWebライターに求めているのです。
そのためには、キーワードを含めて独自性を強化するなどの対策が必要でしょう。SEOの知識があり、クライアントにさまざまな提案ができるWebライターは重宝されます。
必要な情報を集めるリサーチ力
SEO記事は「検索エンジンからたどり着いた読者の悩みを解決すること」が重視されます。そのため、読者が知りたい情報をわかりやすく解説するためのリサーチ力が必要となるのです。
インターネット上にはさまざまな情報があふれています。公開されている情報の中には、発信元が不明の正しくない情報が混ざっていることも。
そのため、必要な情報を集めて、読者が知りたい情報のみを取捨選択して整理するスキルが必要とされます。



まずは信頼できる情報源を探すことが大切です。
コミュニケーションスキル
Webライターの仕事は「クライアントから依頼される記事を制作すること」です。そのため、執筆する際には「クライアントがどのような記事を望んでいるか」をしっかりと把握する必要があります。
すべてのクライアントがWebライターに的確な指示を出すとは限りません。説明が足りず指示がわかりにくかったり、必要な情報が足りなくて執筆を始められなかったりするケースも考えられます。
そのため、クライアントとコミュニケーションを取りながら「クライアントが意図するもの」を理解するスキルが求められるのです。
また、フリーランスの場合は良い条件の仕事を獲得するために、営業したり、交渉したりすることも必要となります。
コミュニケーションスキルを高めることで、良い条件の仕事を獲得できたり、スムーズに仕事を進めやすくなったりするでしょう。
タイムマネジメント力
Webライターとして仕事をする上で、タイムマネジメント力は必須スキルの一つ。
Webライターの仕事は納期が決められていることがほとんどのため、決められた納期に間に合うように記事を制作していかなければなりません。
効率的にタイムマネジメントするためには、作業量を正確に把握することが大切です。
記事のテーマなどに応じてリサーチ・執筆・推敲・その他の作業にかかる時間を見積もり、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
さらに、納期までのタスクを細かく分けて、日ごと・時間ごとに取り組むべき作業を明確にすると、計画を進めやすくなります。
また、執筆などの作業を妨げる要因をなくす工夫も必要です。たとえば、作業するときは通知をオフにして集中できる環境を整える、ポモドーロ・テクニック(25分作業、5分休憩を繰り返す方法)を活用するなど。
余裕のあるスケジュールにすると納期まで余裕を持って納品できるだけでなく、クオリティの高い記事を仕上げることができるようになります。



私は余裕のあるスケジュールにするため、契約前にクライアントと納期の交渉をしています!
Webライターの収入アップにつながる+αスキル


ここでは、Webライターの収入アップにつながる+αスキルについて解説します。
画像編集・図解作成スキル
Web記事はスマホのように小さな画面で見られることが多いため、文章だけの記事だと読みづらくわかりにくいため、離脱率が高まります。
そのため、文章だけでなく画像や図解を効果的に取り入れることにより、必要な情報を読者に伝えやすくなります。読者の満足度が高まり、記事の価値も大きく向上するでしょう。
特に、難しい概念や統計データを図で分かりやすく伝えられるスキルは、競争が激しいWebライター業界で差別化を図る強力な武器になるはずです。



私は図解作成スキルがないので、図解だけ別の人に依頼した案件がありましたよ。
ライティングスキルだけでなく画像編集や図解作成のスキルもあれば、Webライターとしての大きな強みになるでしょう。
コピーライティングスキル
コピーライティングとは、読者の感情や行動に訴えかける文章を作る技術です。商品の購入やサービスを利用してもらうことを目的とした記事や広告を作成する際に必要不可欠なものです。
Webライターに依頼される記事は、クライアント企業の広告宣伝を目的として作成されるものが多いでしょう。
コピーライティングスキルを磨くとLP(ランディングページ)などにも挑戦しやすくなり、高単価な案件を獲得しやすくなります。
読者を動かす文章を作る力は、Webライターにとって強力な武器となります。コピーライティングスキルを身につければ、収入アップや活動の幅を広げることができるでしょう。



コピーライティングを学びたい人は、以下の書籍がおすすめです。


SNS運用スキル
SEOだけでなくSNSからの集客も重要なポイントの一つ。そのため、SNSの育て方や集客方法に詳しいWebライターはクライアントから重宝されます。
SNS運用スキルを身につけて記事の拡散力を高めたり、ターゲットに記事を届けたりできれば、クライアントからの評価も高まり収入アップにつながりやすくなるでしょう。
なお、記事のジャンルやターゲットによって適したSNSが異なるため、あなたの専門分野に合わせてSNS運用スキルを身につけることをおすすめします。



どのSNSが良いかわからない人は、まずは文章メインに発信できるX(旧Twitter)やnoteを活用してみましょう!
Webデザイン・コーディングスキル
Webデザインやコーディングスキルは、他のWebライターとの差別化を図るための強力な武器になります。
Webデザインやコーディングのスキルがあれば、単なる文章作成にとどまらず、記事のレイアウトやデザインの調整、場合によってはWebページ全体の構築まで対応できるようになるからです。
クライアントに対して付加価値を提供できるため、高単価案件を獲得するチャンスも広がるでしょう。



Web制作ができてライティングスキルもある人は重宝されますよ!
特定分野の専門知識
読者の満足度が高い記事を仕上げるなら、そのテーマに詳しい人の方が有利です。読者満足度の高い記事はクライアントからも喜ばれるため、さらに仕事を獲得しやすくなるでしょう。
そのため、Webライターは知識や経験がある得意分野を作っておくことが大切です。
また、同じ内容であっても、知識や経験がない人よりも実務経験や資格のある人が発信した方が説得力は増します。クライアントは、専門性を持つ人には相場よりも高い報酬を提示することがよくあります。
Webライターの収入をアップさせたいと考える人は、これまでの自分の経験などから得意分野を探してみましょう。



私はこれまでの実務経験や資格を活かして、不動産ジャンルに特化しています。
クライアントへの提案力
クライアントから言われた通りに仕事をするだけでなく、クライアントにプラスとなる提案ができるWebライターは重宝されます。
- ブログ・SNSで執筆記事を紹介する
- 内部リンクを追加する
- 図解を作成する など
クライアントにメリットとなる提案ができれば、単価アップにつながることもあります。
Webライターとクライアントどちらも気持ちよく仕事ができるよう、お互いにとって良い提案をして信頼関係を築いていきましょう!
取材・インタビュースキル
取材・インタビュー記事の場合は企画から考えることが多いため、一般的なSEO記事の執筆よりもスキルが求められる・作業工程が多くなりやすい特徴があります。
スキルがないと良い記事に仕上がらないため、誰でもできる仕事ではありません。取材・インタビュー記事は需要もあり、スキルや実績がある人なら仕事を獲得しやすいでしょう。
将来性のあるWebライターになりたい人は、取材・インタビュースキルを身につける方法もおすすめです。
Webライターがスキルアップする方法


ここでは、Webライターがスキルアップする方法について解説します。
フィードバックを活かす
クライアントや読者からフィードバックがあれば、積極的に活用していきましょう。フィードバックにより、自分では気付けない課題や改善点がわかることがあるからです。
たとえば、クライアントから「もう少し具体例を増やしてほしい」と言われた場合、具体例を増やすことにより文章の説得力を高められる可能性が考えられるでしょう。
また、読者のコメントや評価を分析することにより、ターゲット層のニーズや関心事をより深く理解できます。次の記事に活用できれば、読者に学びのある質の高い記事に仕上げられるでしょう。
フィードバックを受け取ったら、まずはその意図を冷静に分析し、具体的な改善策を考えることが大切です。否定的な意見であっても感情的にならず、学びの機会として捉えましょう。



私も初心者の頃は特に、フィードバックされた内容を次の記事に活かしていました!
とはいえ、クライアントや読者からフィードバックを得る機会は多くありません。
クライアントに納品後、「改善点があれば教えてください」と依頼したり、SNSで記事を公開して読者の反応を観察したりすることで、フィードバックを得る機会を増やしていきましょう。
ブログ運営で実践的に学ぶ
Webライターがブログ運営をすることで、次のようなスキルを身につけることが可能です。
- Webライティング
- SEO対策
- WordPressなどへの入稿
- ブログ運営に必要なツールの活用法
- SNSなどからの集客方法
- 広告の貼り方 など
Webライターの主な仕事である「記事の執筆」は、Webサイトを運営する中で必要な作業の一つに過ぎません。
検索上位を狙うためには、SEOを意識したライティングをするだけでなくWebサイト全体の対策も必要となるのです。
ブログ運営をすることで、Webサイト運営の全体像を知ることができます。「記事を書ける」だけのWebライターよりも、Webマーケティングスキルに長けているWebライターの方がクライアントから選ばれやすいといえるでしょう。



私もブログ運営の経験からクライアントにさまざまな提案をしています!プラスαの提案は喜ばれますよ。
書籍・YouTube等で学ぶ
書籍やYouTube等で身につけたいスキルに関する情報を集めてスキルアップしていく方法があります。
たとえば、WebライティングスキルやSEOについて学びたい場合は、次の書籍がおすすめです。









私は専門分野の知識を身につけるために、法律関係の本をよく読んでいます!
オンラインサロン・スクール等で学ぶ
オンラインサロンやWebスクール等で仲間と一緒にスキルアップする方法もあります。
「一人だとがんばれない…」という人も、誰かと一緒であればスキルアップを続けやすいかもしれません。



私はブロガー向けのオンラインサロンで、ブログ運営やSEOについて学んでいました!
- メイカラ
(プロによるマンツーマン指導が魅力) - SHElikes(シーライクス)
(未経験者向け!無料体験レッスンあり) - Withマーケ
(Webマーケティングを学びたい人向け) - ストアカ
(1回1,000円~気軽に受講◎)
Webライターはスキルを磨いて収入アップにつなげよう!


Webライターとして活躍し続けるためには、スキルアップして成長を続けることが欠かせません。
基本的なライティングスキルはもちろん、+αのスキルを習得することにより自分の強みや他のWebライターとの差別化につなげることができるでしょう。
また、スキルアップにはさまざまな方法があります。たとえば、ブログ運営により実践的に学んだり、書籍やオンラインサロンを活用して情報を集めたりするなど。
さらに、クライアントや読者からのフィードバックを受け止めて改善を重ねることにより、スキルアップだけでなくWebライターとしての信頼性を高めることにもつながるでしょう。
Webライターはスキルアップを続けることにより、結果的に収入アップにつながる可能性が高まります。
目標に向かってスキルを磨き続け、あなたが理想とする働き方を手に入れましょう!