こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
インターネット上で活動できるWebライター。Webライターの中には、名前を本名にするかペンネームにするか悩む人もいるのではないでしょうか?
副業だし周りにバレたくない。本名じゃなくてもWebライターの仕事はできるのかな…?
Webライターは、名前の決め方によっては今後の活動に大きな影響を与えます。途中で名前を変えることもできますが、これまでの実績が見えにくくなるなどのデメリットがあるので最初から決めておくのがベストでしょう。
私自身、本名・ペンネームのどちらでも活動していたことがあります。名前の重要性は身にしみて感じましたよ!
そこで今回は、「Webライターの名前」について解説します。本名で活動するか悩んでいる人、ライターネームの付け方に悩んでいる人など、ぜひ参考にしてみてください。
hana writing office代表。不動産業界での経験から、不動産についてわかりやすく解説する不動産ライター。大手Webメディアにも多数寄稿。執筆実績はこちら
保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/FP2級/日商簿記2級/教員免許(国語)他
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note:writer_eri
Webライターはペンネームでも活動できる!
結論から言うと、Webライターはペンネームでも活動できます。この記事を書いている私「小花絵里(おばなえり)」も本名ではありません。
私は本名ではない名前で活動していますが、問題なく仕事を獲得できています。むしろ、本名で活動していたときよりも仕事が増えました。
個人的には信頼性を考えたら本名がベストだと思います。ペンネームにするなら名前の決め方が大切!
本名で活動する人・ペンネームで活動する人どちらもいる
私の周りにいるWebライターさんは、本名で活動する人・ペンネームで活動する人のどちらもいます。ただ、活動する内容によって、本名・ペンネームの割合が変わってくるように感じています。
- 副業Webライター:ペンネームが多い
- フリーランス:本名がやや多い
- Webのみで活動する人:ペンネームが多い
- 専門性の高いジャンルに特化している人:本名が多い
- 取材なども行うジャーナリスト:本名が多い
※あくまで私の体感での割合です。
本名で活動した方が実績となる記名記事の依頼をされやすいです。ただ、身バレしたくない気持ちが強い人はペンネームの方が良さそうですね!
複数の名前を使い分けている人も
Webライターの中には、仕事内容によって複数の名前を使い分けている人がいます。
たとえば、SNS上では親しみやすいハンドルネーム、記事の執筆ではペンネーム、セミナー講師として登壇する際は本名など。
名前を使い分けるのは面倒ですが、名前が変えた方が書きやすくなるジャンルがあるなどのメリットもあるようです。
【実体験】私は本名→ペンネームに変更した
私はフリーランスになったばかりの頃、先輩Webライターさんからアドバイスを頂いて本名で活動していました。
ただ、私の苗字はかなり特殊、さらに下の名前には旧字体が使われています。当時Googleで私の本名を検索しても名前だと認識してもらえず、私の記名記事やSNSなどにたどり着けませんでした。
Webライターとしての執筆実績が増えてくると、Webライターの名前を検索して依頼するクライアントが増えていきます。「私の名前を検索しても私の連絡先にたどり着けない」ことは、仕事を獲得する上で大きなデメリットになると考えました。
私が専門とするジャンル「不動産」では、執筆する人の信頼性が求められます。本名で活動した方が次の仕事にもつながりやすいでしょう。
悩んだ末、私は本名に限りなく近い「小花絵里(おばなえり)」を名乗って活動することにしました。
本名とペンネームのどちらが良いかは、今後の活動方針によって大きく変わりそうですね。
途中で名前を変えた後は、SNS・ブログのプロフィールを変更したり、既存クライアントに名前変更の連絡をしたりしました。実績を引き継ぐため、過去に執筆した記名記事の名前変更も依頼しています(変更してもらえない記事もありました…)。
Webライターがペンネームを使うメリット
ここでは、Webライターがペンネームを使うメリットについて解説します。
本名とペンネームのどちらにするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 身バレしにくい
- 覚えやすい・好きな名前をつけられる
- 途中で名前を変えられる
- 結婚などで本名が変わっても変更不要
- 本名では受注しにくい仕事に挑戦できる
身バレしにくい
本名ではないペンネームを使うことで、身近な人にWebライターの仕事をしていることがバレにくいメリットがあります。
もちろん、Webライターの仕事を発注するクライアントに本名を明かさなければならない場面はあります。
しかし、Webライターの仕事は基本的にインターネット上で完結するため、ペンネームで活動すればリアルの知り合いや同じ会社の人など現実世界の身近な人にはバレにくいといえるでしょう。
私も副業時代は本名必須の案件でない限りは「ERI」などのペンネームを名乗っていました。ただ、もっと違う名前にすべきだったと反省…
覚えやすい・好きな名前をつけられる
ペンネームにすれば、本名とは関係なく好きな名前をつけられます。
クライアントから覚えてもらいやすい名前、読者から親しみを持たれやすい名前、検索で表示されやすい名前など、仕事の方向性にあわせて自由に名前を考えられることは大きなメリットだといえるでしょう。
私も本名では検索に表示されにくいのでペンネームを使うことにしました。
途中で名前を変えられる
ペンネームであれば、途中で自由に名前を変えられます。したがって、仕事のジャンルや方向性が変わったり、今までとは違う仕事に挑戦したくなった場合に、仕事内容に適した名前を付けることができるのです。
さらに、仕事ごとに異なる名前を使い分けることも可能。軌道修正がしやすいメリットがあるといえるでしょう。
結婚などで本名が変わっても変更不要
結婚や離婚、改名などで本名が変わることがあります。ペンネームで活動していれば、本名が変わっても影響はありません。
本名が変わっても同じ名前で以前と変わらず仕事を続けることができるのはメリットだといえるでしょう。
本名では受注しにくい仕事に挑戦できる
子育てや夫婦関係、会社の人間関係など、読者に学びを提供できそうな実体験があっても、本名ではなかなか書きにくいこともあるでしょう。
また、年齢制限のあるジャンルなど、現実世界で自分を知る人に読まれたくない仕事を受けたくなることがあるかもしれません。
ペンネームであれば、上記のような本名では受注しにくい仕事に挑戦しやすくなるメリットがあります。仕事の幅を広げたい人は検討してみましょう。
Webライターがペンネームを使うデメリット
ここでは、Webライターがペンネームを使うデメリットについて解説します。
ペンネームにしようか悩むWebライターは、デメリットについても十分理解しておきましょう。
- ペンネームによっては信頼されにくい
- 本名でないと記名記事にしてもらえないケースも
- 完全に本名を明かさず取引するのは難しい
ペンネームによっては信頼されにくい
一般的に、匿名性の高い人よりも本名で活動している人の方がクライアントからの信頼を得やすく、仕事にもつながりやすいでしょう。
ペンネームによっては「この人はなんとなく怪しい」と思われてしまい、仕事の機会損失につながってしまう可能性もあるのです。
私は信頼性を高めるため、本名に近い名前をペンネームにしました。
本名でないと記名記事にしてもらえないケースも
金融・不動産・医療など、専門性が高いジャンルの場合は特に、本名でないと記名記事にしてもらえない案件が存在します。
「誰が」書いているのかを重視する時代。特に専門性の高いジャンルでは、記事の信頼性を担保するために本名を公開しているWebライターの方が重宝されやすいといえます。
とはいえ、きちんと実績があれば本名でなくても仕事は獲得できます。私自身はペンネームで活動していますが、本名必須の案件でも「実績があるから」という理由でペンネームのまま記名記事にしてもらえましたよ。
完全に本名を明かさず取引するのは難しい
ペンネームで活動していれば、基本的にはWeb記事上に本名が掲載されることはありません。
しかし、クライアントに本名を明かさず取引をするのはほぼ不可能でしょう。契約書のやり取りや請求書発行、報酬の振り込みなど、さまざまな場面で本名が必要となるからです。
Webライターがペンネームを決める際のポイント
ここでは、Webライターがペンネームを決める際のポイントについて解説します。
これから自分のペンネームを決めるWebライターは、ぜひ下記のポイントを押さえて名前を考えてみましょう!
- 一発変換しやすく、誰でも読める
- 同じ名前で活動している人がいない
- 仕事のジャンルに合っているか
- 将来にわたって長く使える名前にする
一発変換しやすく、誰でも読める
ペンネームを考える際は、一発で変換できて誰でも読める名前にすることをおすすめします。
読み方がわからない名前は覚えてもらいにくく、変換できない名前だと検索しにくいので、機会損失につながる可能性があります。
長すぎない、簡単な漢字を使うなど、覚えてもらいやすい名前を検討してみてください。
私のペンネーム「小花絵里(おばなえり)」は読めないと言われることがあり、ちょっと失敗したと思っています…。
同じ名前で活動している人がいない
ペンネームを決める際は、同じ名前で活動している人がいないか必ず確認しましょう。
ある程度実績を積み重ねていくと、ライター名で直接検索しての依頼が増えます。
既に同じ名前の有名人がいればあなたにたどり着きにくい上、同じ名前で活躍している人を妨害してしまうことにもなりかねません。
まったく同じ名前で活動している人を見かけたら、その名前は避けた方が無難でしょう。
私もペンネームを決める際に、検索エンジンやSNSで名前を検索して同じ名前の人がいないか確認しました。
仕事のジャンルに合っているか
「名前」によってその人の印象が大きく変わります。そのため、仕事のジャンルに合う効果的な名前を検討してみてください。
たとえば、専門性の高いジャンルを執筆したいのであれば、信頼性を高めるために本名のようなペンネームにするのが効果的です。
逆に、ジャンルによっては読者に親近感を持ってもらうために、あだ名のような親しみやすい名前の方が効果的な場合もあるでしょう。
既に同じ方向性で活躍しているWebライターを参考にしながら自分のペンネームを考えてみることをおすすめします。
私もペンネームを決める際は、他の不動産ライターさんを参考にさせて頂きました。
将来にわたって長く使える名前にする
途中で名前を変えられることはペンネームのメリットではありますが、実績を引き継ぎにくい・信頼性を損ねる可能性があるなど途中で名前を変えること自体のリスクはあります。
そのため、将来にわたって長く使える名前に決めることをおすすめします。
Webライターがペンネームを決める方法
ここでは、Webライターがペンネームを決める方法について解説します。
これからペンネームを考える人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 本名をベースにして考える
- あだ名から考える
- AIツールやネーミングサイトを利用する
- ネーミングのプロに依頼する
本名をベースにして考える
本名をベースにして、文字を足したり漢字を変えたりするなどの変化を加えてペンネームにする方法です。
苗字だけ変える、下の名前だけ変える、漢字をひらがな・カタカナに変えるなど、色々なバリエーションが考えられます。
私の場合、本名に一字足して漢字を変えています。
あだ名から考える
親しみやすいペンネームにしたい場合は、あだ名から考える方法があります。
実際に呼ばれているあだ名だと近しい人にバレる可能性があるため、身バレを防ぎたい方はあだ名からさらにアレンジを加えて考えるとよいでしょう。
AIツールやネーミングサイトを利用する
ChatGPTなどのAIツールやネーミングサイトを活用してペンネームを決める方法があります。
本名でなく仮名からでもニックネームなどを生成できるサービスがありますので、自分で思いつかない場合などに活用してみましょう。
ネーミングのプロに依頼する
仕事上の「名前」は非常に重要な項目の一つです。将来にわたって長く使うペンネームにしたいなら、ネーミングのプロに依頼する方法もあります。
運勢の良い名前などプロならではの提案を受けたい人は、有料でのネーミングの依頼を検討してみてください。
Webライターは自分の活動方針に適した名前を考えよう!
Webライターの「名前」は仕事を獲得する上で非常に重要なポイントの一つです!
自分に合った良い名前で活動できれば、良い仕事を獲得しやすくなるでしょう。
Webライターの名前にお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にご自身に適した名前を考えてみてください。